ゴールデンウィーク読み返した本リスト(増田)
このゴールデンウィークは、過去の自分の感性をなぞる1週間だった。
働き始めてから、あんなに好きだったコンテンツに触れる機会が減ってしまったことを感じていて、久しぶりに読んだり観たりしたいと思ったからだ。
小学校から今にいたるまで、いいと感じたこと・ものをひたすら振り返った。
そして、昔と同じに感動したり、あとは、前とは違う登場人物に共感したり。
当たり前だけど、昔の私の感覚が今の自分を作っていると思った。
10歳のときの私が感じた心の震えは、今の私のことも動かすし、15歳の私が感じた違和感はたいてい「間違ってない」。
私は、過去の私が積み重なってできていると感じたゴールデンウィークだった。
(伊勢丹で開催されていたドラゴンボール&アラレちゃんストア)
振り返ったものリスト
過去読んでいた / 観ていた時期が古いものから時系列で。
■トラベリング・パンツシリーズ
・ジャンル:ヤングアダルト向け小説
・ハマった時期:小学校〜高校生
・概要:生まれたときからずっと仲良しの4人組が初めて離れ離れになる夏をテーマにした小説。
小学生のときはビーに強烈にあこがれていた。シリーズものなのに全く衰えない魅力よ…。
5巻目(4人が大人になって母親になってるらしい)がアメリカでは出ているけれど邦訳されていない悲しみを思わず昨日版元の理論社にファンの声として送りました…それくらいいい本。
■ドリームガールズ×2回
・ジャンル:映画
・ハマった時期:高校生
・概要:最高。一貫してエフィ(のけものにされる太めガール)に共感して観ていた。
かつては女たちの勝ちストーリーだと思っていたけど、みんなそれぞれつらい体験しているなあと思う。誰も悪くない。カーティスみたいな男を好きになる自分を罰したい。
お友だちと突っ込みながら観たらまたちがった味わい深さだった。
・ジャンル:小説
・ハマった時期:大学生
・概要:雨宮まみさんがオススメされていて読んだ(当時私にとって、雨宮まみさんとシモダテツヤさんはオールジャンルインフルエンサーだった)。
ニュータウンで育った中学生が「教室」を舞台に、自分を手に入れるまでの闘いの物語。まじで震える。
このあと、伊吹とゆかはどうなったんだろう、と考えてしまった。
■五色の舟
・ジャンル:コミック
・ハマった時期(特にハマってない):社会人2年目
・概要:パラレルワールドの話、って言ったらめっさ雑だけど、そう。文化庁メディア芸術祭マンガ部門に選ばれていたので好きかな?と思って読んだ。
・ジャンル:コミック
・ハマった時期:社会人2年目
・概要:友だちにすすめられて、大人?になってから読んだ中で久しぶりに内蔵ごりごりきた漫画。ゆたかの糞っぷりにリアル吐きそうになった。ダメ男・ダメ女ばかり好きになっちゃうのはなぜ…と悩む人におすすめ。
・ジャンル:コミック
・ハマった時期(特にハマってない):社会人2年目
・概要:タイの漫画家タムくんの短編集。一番最初の話、やや「かごめかごめ」に似ている。
今の自分を支えるお守りとして、映画のパンフレットとかをひとり暮らしの家に持ってこようか悩んだけど、パンフレットが折れ曲がる未来しか見えなくて断念した(私のカバンに入った紙類はたいてい折れる)。
「コンテンツに触れる機会が減った」というけど、あなたが毎週末行っているイベントもある種コンテンツなんじゃないの?と、この間会ったお友だちに言われた。
そのとおりだと思う。今の私は、より体験して、自分がコンテンツの一部になりたいのかな。
でも、情報が少ないコンテンツ?文字とか、自分で考えることができる余白が多いコンテンツもやっぱり素敵だあ、と思った。
そんなゴールデンウィーク・・・!